七尾高校

167 : 2006/08/17 21:53
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>>166の続き


次の日のお昼前、彼女の父親だけが医者に呼ばれて病状の説明を受けるとの事だったのですが、
無理を言って僕も同席させてもらいました。どうしても自分の耳で医者から聞きたかったんです。
多分あれほど緊張した事は今までになかったと思います。
医者の部屋に入って、医者の顔色を見てみるとどっちともとれない無表情な顔をしていました。
医者が口を開いて、簡単な挨拶が終った後喋り出したのですが、
病状はよくなるどころか病院に運ばれた時点ですでに手遅れでした。
僕はこれを聞いて頭がグラグラして椅子から落ちないようにする事しか考えれませんでした。
どうやら今治療をしているに見えるのは、家族に心の準備をさせる為に
無理やり心臓を動かして、体だけ生かして少しずつ悪い方向へ持っていくというものでした。
僕は部屋を出て彼女の父親に、家族にはまだ言わないで欲しいと言われ
泣き出しそうなのをこらえて、母親に話かけられても
「用事が出来た」とだけ言い残して、誰もいない場所まで走りました。
街中であれだけ涙を流して大声で泣いたのは初めてでした。
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