津東高校

163 : 名無しさん 2005/12/29 00:28
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それはまだ女子高と呼ばれていた頃。

演劇部では二人の少女がいたという。
本名は出せないので、ここでは仮にA子とB子とさせていただこう。

二人は互いにとても美しい美貌を持っていた。
それは、まさに三国志の貂蝉のように。

彼女らはライバルだった。
いつも、劇の主役を争っていた。

しかし、いつも勝つのはA子だった。
彼女はB子と違い、とても明るい性格をしていた。
今となって顧問は言う。
彼女のほうが、私の好みであったことは相違ない、と。

B子はこのことを噂で知った。
そしてこう考えたのだ。
「きっと先生に媚を売って主役を買ったに違いない」と。

そして彼女はとうとうやってしまった。
怒りに任せて、彼女の顔に、硫酸を―――。

それから数ヵ月後に、彼女は死んだのだという。
何も言わずに、溶けた顔を撫で、静かに。

その手首は、紅かった。

その死に場所は、彼女がよく舞台の練習をしていたという場所。
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