メリノール女子学院高校

88 : 名無しさん 2009/01/04 00:50
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「やっぱり信じてもらえないようだね。そう
だよ、こんな話、誰も考えていないよね。」
「・・・・・・」
「仕方がない。今夜、組織のメンバーが集合
することになっている。一緒に来てくれ。そ
の眼で見て確認すれば信じてくれると思う。」
「先生の話だから信じたい気持は強いです。
でも・・・この話は大きすぎるし・・・小説
の中のような・・・夢の中のような・・」
梓は、不安そうに答えた。
「分かった。これから一緒に行こう。現実を
見てほしい。」
男は梓の手を掴んで立ち上がった。
「一緒に行くのはいいのですが、自宅に電話
をしておかないと心配するから。」
梓の精一杯の抵抗だった。
「その必要はない。行く道々話をするから。
とにかく一緒に行こう。」
男と梓は教室を出て玄関に向かった。と言っ
ても、梓は無理矢理に男に連れて行かれたと
いう状態だった。職員玄関を出て正門を通り
男の車が駐車してある場所に行った。梓は逃
げようと思えば逃げられたのに、逃げる気持
よりも一度、その組織を見てみたいという好
奇心が先に立っていた。また、この先生のこ
とだから悪いようにはしないだろう。嫌なら
断ればいい、とも考えていた。駐車場に止め
てあるワゴン車に乗ろうとしたとき、中に誰
れか先客が乗っていると梓は感じた。窓越し
に人影が見えたからである。
「煙草の臭いでくさいけど、我慢してくださ
い。」
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