松江南高校宍道分校

148 : 職務をこなしてゆくための参考 2007/06/20 19:26
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まず、自賠責関係のこと。自算会はご存知と思いますが、あそこ書類審査なんです。
以前私が担当した給付事案でも、私が鑑定医を説得して5級の意見を取った一方で、
自算会は神経症状14級が覆らないというものがありました。保険会社を説得にかかり
ましたが、どうにもならないまま、結局私は県外に異動になったというつらい事案が
ありました。つまり、現実的には自賠責と労災の認定がある程度、近い等級でないと、
一方が過剰給付した事となる、という危惧があります。当然私たちは実地調査を主体と
しているため、自らの認定に自信は持っていますが、保険制度として同じ障害等級表を
用いながら、違った認定基準を持つ保険制度がひとつの事案を認定するため、特に
神経障害関連のものは複雑化しています。
 個人的には自算会側が実地調査を取り入れる等の「歩み寄り」をしない限り、
この溝は埋まらないものであるとさえ思っています。
 ある程度、今日、情報公開の方向があり、さらに被災者・被害者の救済に
国民の関心が高くなっているので、改善されるとは思うのですが、なにぶん、
労災の扱う認定件数と自算会の扱う認定件数が桁違いに違うことと、保険会社と
いう私企業が絡むことからなかなか私たちの望む方向に動かないでいるのも確か
です。

 いま、私たちが貴方に申し上げられることは、労災行政を信じて、待ってください
ということ。労災行政の存在価値は、救済すべき事案に適切かつ的確、迅速に給付する
ことであるというのが私たちの意識です。給付が遅れることは何が悪い、ということで
なく制度の欠陥で、担当者もその呪縛の中で、精一杯がんばっているということを信じて
ほしいということです。なぜ、私たちが難渋の給付事案に頑張るかというと、私たちが
できる唯一のことは「給付する。」ということしかないからです。

 そして他の保険制度とは違い、給付決定した時から、年金患者との新しいお付き合いが
始まると思っています。監督官スレでこういうレスをつけるとは思いもしませんでしたが、
無理を重ねず、思い詰めることなく、、、、決して頑張り過ぎないで下さい。そして、
くれぐれも御身大切にしてください。   
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